電動キックボードのコスパは?価格・維持費・選び方・注意点を紹介

電動キックボードは、電気でモーターを回して走行するキックボードです。

あまり馴染みがなく「電動キックボードってコスパはどうなの?」と思う人もいるでしょう。

結論からいうと、電動キックボードはコスパがいいです。

なぜなら本体価格が15万円程度と安く、燃料代・駐輪場代も抑えられて維持費も安いからです。

コスパを重視する人には、おすすめの乗り物です。

この記事では、電動キックボードの価格・維持費・選び方・注意点について紹介します。

電動キックボードについてくわしく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

電動キックボードの価格について

「電動キックボードを購入を検討しているけど、値段と性能のコスパはどうなの?」と思うかもしれません。

Free MileのFree Mile plusという電動キックボードは16~17万程度で販売しています。

「16~17万円は思ったよりも高い」と感じるかもしれませんが、同じ電動の二輪車である電動スクーターは30万円台が相場です。

電動キックボードと電動スクーターは、法律上「原付バイク」という同じ区分になります。

細かな性能は違いますが、同じ区分の二輪車で比較すれば、電動キックボードは半額程度で購入できます。

「なるべくコスパのいい乗り物を探している」という人には、電動キックボードがおすすめです。

電動キックボードの維持費は安い

電動キックボードの購入を検討している人は、毎日の維持費も気になると思います。

購入費用が安かったとしても、維持費が高ければ、コスパの悪い買い物になってしまいます。

結論からいうと、電動キックボードの維持費は安いです。

ここからは電動キックボードを持っているとかかる維持費について紹介します。

電気代

電動キックボードは、自宅のコンセントでバッテリーを充電して、電力で走行します。

ガソリンバイクのように燃料が必要なく、ガソリンスタンドによって給油するような手間もありません。

またガソリンバイクと比較すると、電動キックボードの方が電気代(燃料代)がかかりません。

Free Mile plusは、1回のフル充電で最大40km走行できます。

1日2時間の充電で、週5日の通勤で往復10kmを走行するとします。

2時間の充電で電気代は26円、週5日充電したら、月の電気代は26円×20日=520円です。

対して、ガソリンを燃料にした原付バイクは、1Lあたり30〜40km走行できます。

原付バイクは、他の乗り物に比べて、かなり燃費がいい部類に入ります。

原付バイクなら、週5日往復10km通勤すれば、月の燃料代は800円程度です。

週5日で往復10kmを通勤すると、下記の費用になります。

  • 電動キックボード:月520円
  • 原付バイク:月800円

このように電動キックボードは、燃費がよく、電気代を抑えられます。

駐輪場代

電動キックボードはサイズがコンパクトです。

自転車よりも少し小さいものが多いため、大きな駐輪スペースが必要ありません。

大きなバイク・自動車を購入すると、駐輪・駐車スペースが必要になります。

自宅の大きな保管スペースがある人は問題ありませんが、スペースがない人だと、月額料金を払って保管スペースを契約しなければいけません。

都市部だと駐輪場代に月数万円かかるケースもあります。

電動キックボードはコンパクトなので、保管スペースがなくても、玄関で保管している人もいます。

折りたたみできるモデルであれば、よりコンパクトに保管できます。

電動キックボードは他の乗り物に比べて、大きな保管スペースが必要なく、結果的に駐輪場代の節約に繋がります。

自賠責保険料

電動キックボードで公道走行するなら、自賠責保険に加入しなければいけません。

自賠責保険とは、対人事故を補償するもので、加入が義務付けられています。

自賠責保険の保険料は、下記の通りです。

1年2年3年4年5年
総額の保険料7,070円8,850円10,590円12,300円13,980円
1年あたりの保険料7,070円4,425円3,530円3,075円2,796円

電動キックボードは原付バイクと同じ区分に入っているため、保険料は安くなっています。

例えば普通自動車なら1年間で12,700円の保険料になりますが、電動キックボードなら7,070円しかかかりません。

他の乗り物に比べて、電動キックボードの保険料は安くなっているため、維持費の節約になります。

軽自動車税

電動キックボードを含むバイクは、毎年4月1日時点で所有していると、軽自動車税がかかります。

電動キックボードは原付一種の区分になるため、年間2,000円の軽自動車税です。

普通自動車であれば排気量によって異なりますが、最低でも年間25,000円の自動車税がかかります。

さらに自動車重量税という別の税金もかかり、自家用車であれば最低でも2,500〜6,300円円程度の支払いがあります。

電動キックボードは自動車税も安く、自動車重量税もかからないため、自動車・バイクに比べるとコスパがいいです。

失敗しない電動キックボードの選び方

電動キックボードは、値段も幅広く、様々なモデルが販売されています。

「あまりにも数が多くて、どれを選べばいいのか分からない」という人もいるでしょう。

ここからは、電動キックボードの選び方を紹介します。

安さだけで選ぶと危険

コスパを求めて、安いモデルを購入するのは危険です。

なぜなら安全性に問題があったり、公道走行できる基準を満たしてないかもしれないからです。

電動キックボードは安いものだと3万円程度で購入できますが、安全性が高いとは限りません。

また電動キックボードで公道走行するためには、保安基準を満たしている必要があります。

保安基準とは、具体的に下記の装置がついているかどうかをチェックすることです。

  • ミラー(後写鏡)
  • ウインカー(方向指示器)
  • クラクション(警音器)
  • 機械式ブレーキ(制動装置)
  • ブレーキランプ(制動灯)
  • スピードメーター(速度計)
  • テールランプ(尾灯)
  • ナンバー灯(番号灯) ※最高速度19km/h以下は不要
  • リフレクター(後部反射器)
  • フロントライト(前照灯)※要自動点灯

もし上記の装置がひとつでも欠けていたら、公道走行できません。

過去に大手量販店で「保安基準を満たしており公道走行できる」といって販売されていた電動キックボードがありました。

その電動キックボードは、販売から数ヶ月後に保安基準を満たしてないことが分かり、公道走行が禁止されています。

このように安さだけで電動キックボードを選ぶと、公道走行できなかったり、安全性に問題があるかもしれないので注意しましょう。

折りたたみできるモデル

電動キックボードには、折りたたみできるモデルがあります。

折りたたみができると、通常よりもコンパクトに保管できたり、持ち運びにも便利です。

例えば自宅の玄関で保管する場合は、折りたたみできるとスペースの節約になります。

また折りたたみできる電動キックボードは、車のトランクに入れて、外出先・レジャーで活用できます。

電動キックボードの専門店で選ぶ

電動キックボードの選び方で迷ったら、専門店を活用するのがおすすめです。

なぜなら専門店なら、電動キックボードのルールを把握しており、安全に公道走行できるものを販売しているからです。

現在は、大手量販店・通販サイトで安価な電動キックボードが数多く販売されています。

電動キックボードのルールは少し複雑なので、販売側が把握できていないケースもあります。

手軽に安価で電動キックボードを購入できるのは嬉しいですが、せっかく購入したのに安全面の問題で公道走行できなくなった事例もあります。

専門店であれば電動キックボードのルールを把握しており、実際に購入した人が通勤・レジャーに活用している実績もあります。

電動キックボードの選び方で迷っているなら、専門店での購入がおすすめです。

知っておきたい電動キックボードのルール

電動キックボードを購入するなら、交通ルールも知っておかなければいけません。

ここからは、電動キックボードに関するルールを紹介します。

  • 自賠責保険・ナンバープレート
  • 運転免許証・ヘルメット
  • 車道のみ走行・飲酒運転禁止

自賠責保険・ナンバープレート

電動キックボードを運転する前に、自賠責保険に加入して、ナンバープレートを取得しなければいけません。

自賠責保険の加入手続きは、コンビニで簡単に済ませられます。

コンビニのコピー機で加入手続きをして、レジで保険料を支払えば完了です。

またナンバープレートの取得は、近くの役所に行って、30分程度手続きするだけです。

ナンバープレートの発行自体は無料なので、費用もかかりません。

「自賠責保険・ナンバープレートの手続きが面倒」と思うかもしれませんが、意外と手間はかかりません。

運転免許証・ヘルメット

電動キックボードで公道走行するときには、運転免許証・ヘルメットが必要です。

道路交通法では、電動キックボードは原付バイクと同じ区分になります。

そのため電動キックボードを運転するには、原動機付自転車免許・普通自動車免許などが必要です。

運転時には免許証を携帯しておかないと、免許不携帯になるので、忘れずに持っておきましょう。

さらに、運転時にはヘルメットを着用しなければいけません。

一部の電動キックボードシェアサービスでは、ヘルメットなしでも運転できますが、あくまで例外です。

基本的には、電動キックボードの運転時にヘルメットは必要です。

車道のみ走行・飲酒運転禁止

電動キックボードは、車道しか走行できません。

もし歩道を走行すると、交通違反として取り締まりの対象になります。

歩道を走行するなら、電源を切って、本体を押しながら進むしかありません。

また飲酒運転も禁止されています。

お酒を飲んだ状態で、電動キックボードを運転してはいけません。

【ご注意】本記事は 2022年11月時点 の法制度に基づいて執筆されています。 現在の交通法規とは一部異なる点がある可能性がございます。 最新情報は、警察庁サイト 等をご確認ください。

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※掲載している商品画像は開発中のイメージとなりますので一部デザインが変更になる可能性があります。

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